こんにちは、パーソナルジム 船橋 INSTITUTE トレーナーの中田です。
今回は、当ジムで取り組むスクワットのフォームについて解説していきたいと思います。
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、キングオブトレーニングのスクワット。
実は目的によってフォームが異なってくるのです!
スクワットのフォームは大きく2つの目的に分かれます!
①できるだけ重い重量を挙げるためのフォーム
②ハムストリングス・お尻・背中等身体の背面の筋肉を鍛えるフォーム
まず、①のできるだけ重い重量を挙げるためのフォームでは、しゃがむようにして降りていきます。(下記動画参照)
これは、しゃがんでいくように降りることで、前ももの力を発揮するようにしています。
どういうことかといいますと、人間の最も力が出る関節の動きは股関節を伸ばす動き。
ex)しゃがんだ状態から立つ際の股関節の動き
そして、二番目に大きい力が出る関節の動きが膝関節を伸ばす動きであり、膝関節60度くらいの時が最も大きな力が出ます。
膝関節を伸ばす動きというのは、前ももを使う動きになります。
つまり、ここまでをまとめると…
目的:スクワットでできるだけ重い重量を挙げたい
⇒股関節伸展+膝関節伸展(しかも膝関節が60度くらいに曲がったところを通るように)のどちらもを使って挙げる
⇒しゃがむように降りることで挙げる際に股関節も膝関節も伸ばす動きを使えるようになる
という流れです。
ただし、このフォームには非常に大きな危険性をはらんでいます。
それは、『膝への負担』です。
関節には、壊れにくい角度・壊れやすい角度というものが存在します。
これが膝の場合は、横から見た際に、くるぶしよりも膝が前に出ている角度です。
※脛の角度が地面に対して90°以下になっている角度。
この角度での運動というのは、非常にケガをしやすい角度なのです。
接触スポーツなどでもこの動きが行き過ぎることで、前十字靭帯断裂などを起こしてしまいます。
以上より、しゃがみ込むようにスクワットを取り組むことで、重りは持てるようになりますが、膝への負担は非常に大きくなってしまいます。
では、どうすれば良いのか、どのようなフォームで取り組むのが良いと考えているのか、を次回解説していきます。