こんにちは、船橋INSTITUTE トレーナーの中田です。
11月に入り、今年もあと２か月になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか？

今回は、ダイエットの際に気を付けるべき『リバウンド』について、解説していきます。

まず、リバウンドについて、どのような状態を指しているかといいますと、
『ダイエットに取り組んだ後、元の体重以上に戻ってしまう状態』を指しています。
なぜそのようなことが起こってしまうのか、主に３つ大きな原因がございます。
１つずつ見ていきましょう！

まず１つ目は、満腹ホルモンの活動低下 です。
ダイエットの際にはある程度食事の量を抑えると思います。その状況を続けると、食欲を満たしてくれるホルモンであるレプチンが機能しなくなっていきます。
そして逆に、空腹を感じやすくするホルモンであるグレリンが活発になります。
一定期間食事を頑張って目標体重まで痩せることができたとしても、その頃にはレプチンは上手く働かなく、逆にグレリンがより活発となり、飽くなき食欲が生まれます。
このホルモンバランスの乱れのため、ダイエット後の爆食という状況が生まれるのです。

２つ目は、代謝の低下についてです。
食事の量が減ることで、身体は『エネルギー不足だ！蓄えないと！』というモードになります。
具体的には、体温維持・代謝維持には甲状腺ホルモンというのが関わっています。
そして食事量が減っていくと、この甲状腺ホルモンの機能が低下し、代謝や体温の低下が起こります。
ダイエット中の停滞期（体重が落ちない時期）も、このホルモンの働き低下により、代謝が落ちている状態であるから、というのが一つの大きな理由となります。

最後に３つ目は、筋肉量の低下です。
ダイエットの際には食事量が減ります。
ということは必然的に、体内のエネルギー源も減り、身体はこの状態から新たなエネルギー源を生み出そうとします。
ダイエットのメカニズムとしては、ここで脂肪を分解しエネルギー源として利用するから痩せていくのですが、時を同じくして筋肉も同様に分解しエネルギー源として利用しようとします。
つまり、痩せていく過程というのは、脂肪も筋肉も分解しエネルギー源として利用される結果なので、脂肪だけでなく筋肉量が減ってしまうのです。
筋肉量が減ってしまうことで、ダイエット終了後には代謝が落ちてしまっており、ダイエット以前の食事をしていたとしても、太りやすくなってしまうのです。

以上がリバウンドを引き起こす、主な３つの原因です。

次に、そのリバウンドの対策について解説していきたいと思います。
リバウンドの対策は上記3つの対策が必要になります。

まず１つ目の満腹ホルモンの活動低下に対しては、急激なダイエットを行わない＝過激な食事制限を行わない ということが大切になってきます。
満腹ホルモンの活動低下は、急激な食事制限を一定期間行うことが大きな理由です。
まずはお菓子を止める、ジュースを止める、ご飯を中サイズから小サイズにするなどの小さいことからスタートし、徐々に全体の摂取カロリーを落とす＋消費カロリーを増やすという形を取ることがオススメです。

２つ目の代謝の低下に対しては、チートデイを入れる というのが一つの手段です。
一定期間ダイエットを頑張ると、体重が落ちなくなる時期を迎えます。
先ほども説明しましたが、これは身体が『エネルギー不足だ！』と認識し、甲状腺ホルモンの活動が低下し、代謝が落ちてしまっている時期となります。
このタイミングでチートデイを作り、身体に糖質をたくさん入れます。
そうすることで、身体が『あれ？やっぱりエネルギー不足じゃなかったみたい！代謝落とさなくて良いよ！』と指令を出すようになり、甲状腺ホルモンの活動・代謝も戻ります。
（身体を“騙す”という意味で“チート”という単語が使われます。） ③

そして最後３つ目は筋肉量の低下に対してです。これはトレーニングをしっかりと取り入れることが非常に重要です。
ダイエットの際にはどうしても筋量は減ってしまいます。
それに抗うためにもトレーニングを取り入れて、筋量ができるだけ減らないように努力することが大切です。
また、ダイエット期間の食事はトレーニングの後に取り入れると、エネルギーが筋肉に行きやすくなるので更にオススメです。

いかがでしたでしょうか？
体重を落とすのも大変ですが、実はそれと同じくらい、いやそれ以上に難しいのが、落とした体重をキープすることです。
急激な食事制限や運動で1.2か月で10㎏痩せたとしても、それはリバウンドという悪夢の入り口です。
船橋INSTITUTEでは、痩せるだけでなく、痩せた後体重をキープすることも見越して、トレーニングを取り組んでいただいております。
是非、私たちに皆様のダイエットのお手伝いをさせていただけると幸いです！