こんにちは、パーソナルジム FUNABASHI INSTITUTE トレーナーの中田です。
8月に入り夏も本番になってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回は、暑い時期のトレーニングについてお伝えしていきたいと思います。
夏は気温も湿度も高く、身体にとってはかなり過酷な環境になります。
そんな中でのトレーニングは普段以上に注意が必要です。
その中でも特に多くの人が軽視しがちなリスクが「熱中症」です。
大量の汗をかくことで水分や塩分が失われ、体温調節ができなくなると頭痛・吐き気・意識障害といった症状が現れることもあります。
今回はそれぞれ注意すべき点・工夫すべき点を解説していきます。
◇「脱水症状」と「電解質不足」
脱水症状=水分不足と考える方は多いですが、実は塩分(ナトリウム)などの電解質も一緒に失われている点に注意が必要です。
純粋な水だけをがぶ飲みしてしまうと、体液のバランスが崩れ、逆に体調を崩す原因になることもあります。
⇒水分&塩分補給をこまめに!
「喉が渇いた」と感じる前に、こまめな水分補給と電解質補給を心がけましょう。
特にトレーニング中は、20〜30分おきに一口ずつでも飲むのが理想です。
スポーツドリンクなどでナトリウムも一緒に補給するのもオススメです。
冷たい飲み物で内側から体を冷やすことも、熱中症予防には非常に有効です。
◇ パフォーマンス低下の可能性UP
暑さで心拍数が上がりやすく、いつものメニューでも「疲れやすい」「集中できない」と感じる人が増えます。
これは身体が体温を下げようと働く中で、エネルギーを余分に使っている証拠です。
無理をしてトレーニングを続けると、オーバートレーニングやケガのリスクも高まります。
⇒時間帯や場所を選んで、身体の負担を軽くする
夏場の運動は「時間帯」や「場所」の工夫が鍵になります。
例えば時間帯で言えば、気温が比較的低く日差しもやわらぐ早朝や夕方、日没後がオススメです。
特に10時〜15時の間は気温・紫外線ともにピークになるので、屋外での運動は避けましょう。
他には、涼しい場所で運動するというのもひとつです。
エアコンや扇風機等、空調設備を活用し、熱がこもらない環境でトレーニングをすることが重要です。ただし、体調がなんとなく優れない際には無理せず休むことも必要です。
⇒ウェアやアイテムで暑さ対策
吸汗速乾のウェアや通気性の良いキャップを身につけることで、汗による不快感や体温の上昇を抑えることができます。
また、屋外で身体を動かす場合は、日差しを避けるためのサングラスやアームカバーなども必需品です。
◇ 睡眠の質が落ちる
高温多湿な夜は寝苦しく、睡眠の質が下がりやすい時期です。
しっかり休めていないと、翌日のトレーニングで集中力や筋力の発揮に悪影響が出てしまいます。
暑さ対策は、運動中だけでなく日常生活の中でも非常に重要な要素になってきます。
⇒ 睡眠時も空調設備を利用する
睡眠の際に冷房を使ってぐっすりと寝ることも、次の日のパフォーマンスに大きく関わります。
無理にこだわらず、涼しい環境で寝るようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
暑さも本格的になってきており、より一層暑さ対策が重要になってきます!
注意点と工夫を知っておいて、継続的にトレーニングに取り組んでいきましょう!