こんにちは、船橋のパーソナルジム 「FUNABASHI INSTITUTE(船橋 インスティチュート)」トレーナーの中田です。
今回は、秋冬に免疫力が低下するメカニズムとその予防策について解説していきます。
◇ 季節の変わり目は“免疫力の揺らぎ期”
秋から冬にかけて、「なんとなく体がだるい」「風邪をひきやすい」という声が増えます。
これは気温や湿度の変化が大きく、体がそれに対応するためにエネルギーを多く使ってしまうからです。
また、日照時間が短くなることで自律神経が乱れ、免疫をコントロールするバランスも崩れやすくなります。
さらに、寒さによって体が冷えると血流が滞り、免疫細胞の働きが鈍くなるのも特徴です。
こうした要因が重なり、秋冬は「免疫力が下がりやすい季節」になるのです。
◇ 免疫力が下がる生活習慣
免疫力の低下は、気候だけでなく日常の習慣にも大きく影響します。
・睡眠不足
・ストレス過多
・栄養バランスの偏り
・運動不足
これらが重なると、体を守る免疫細胞の働きが鈍り、風邪や感染症にかかりやすくなります。
特に現代人に多いのが「隠れた栄養不足」と「睡眠の質の低下」です。
食事は足りていても、ビタミン・ミネラル・たんぱく質など免疫を司る栄養素が不足してしまうことで、必然的に免疫力が落ちるケースが増えています。
では、どのように予防していくのが良いのでしょうか?
◇ 食事:体を温める&栄養を満たす
免疫力を支えるのは、何より食事です。
たんぱく質は免疫細胞の材料となるので、肉・魚・卵・豆類などのタンパク源となる食品は毎食取り入れるようにしましょう。
さらに、ビタミンA・C・Eなどの抗酸化効果のあるビタミンを摂ることで、身体の防御力が高まります。秋冬に旬を迎える食材では、かぼちゃ・れんこん・ブロッコリー・みかん・しょうがなどがおすすめです。
これらは身体を温めながら、栄養価も高い食材です。
また、腸内環境を整えるために、発酵食品(納豆・ヨーグルト・味噌)も意識的に摂るとより効果的です。
◇ トレーニング:体温と代謝を上げて免疫活性
適度な運動は免疫力を高めるための重要な要素です。
筋肉を動かすことで血流が促進され、体温が上がることで、免疫細胞が活発に働きます。
また、スクワットやヒップリフトなど下半身を使う種目は、全身の血流を良くし、冷え対策にも効果的です。
◇ 生活習慣:睡眠とリラックスがカギ
免疫力の土台を作るのは睡眠とストレス管理です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンやメラトニンには、細胞修復や免疫調整の役割があります。
できるだけ寝る前のスマホ使用を控え、湯船で体を温めてから眠ると、深い眠りを得やすくなります。また、ストレスを感じると分泌される“コルチゾール”というホルモンは、免疫機能を抑制してしまいます。
深呼吸や軽いストレッチ、趣味の時間などで心を整える習慣を持つことが大切です。
秋冬はウイルスや寒さに負けやすい季節ですが、同時に「自分の体と向き合うタイミング」でもあります。
食事・運動・睡眠を整えることで、内側から強い身体をつくり、健康的に冬を乗り切りましょう。